Excelで資料を作成するときに、A1セルに合わせる、フォントは統一するなど
暗黙のルールがありますよね。
今回は全てのシートで以下のルールを適用するマクロを作りました!
①A1セルで保存
②フォント統一(Meiryo UI)
③画面サイズ100%
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2024/06/3-1-e1718358881540.png)
はじめまして、さかいと申します。
インスタで『自動化オタクの仕事術』を紹介している自分が解説させていただきます!
マクロを作る前の準備
まず、マクロを作成するために準備をしていきます
Excelファイルの上にあるツールバーに
「開発」タブを表示させます
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/4-e1688942002217.png)
既に表示している方は2 マクロを作るにジャンプしていただいてOKです
開発タブを表示
①ツールバーの上で右クリック
②「リボンのユーザー設定」を選択
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/5-e1688942037868.png)
すると、Excelのオプションが開きます
③「開発」にチェックをつけてOKをクリック
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/6.png)
ツールバーに「開発」タブが表示されます。
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/4-e1688942002217.png)
これで準備完了です!
お疲れさまです!これでマクロを作ることができます!
早速マクロを作成していきましょう。
マクロを作る
まず初めに、間違えやすい3つの言葉について説明します。
マクロ|自動で処理をする「機能」
VBA|マクロを作るためのプログラミング言語
VBE|VBAを書くエディタ(メモ帳みたいなもの)
今回はVBEにコードを書いて、マクロを実行していきます。
①VBEを起動
「開発」タブから「Visual Basic」をクリック
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/7-e1688942113260.png)
または「Alt + F11」でもOKです
以下の画面が表示されます
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/8-e1691757102195.png)
②プロジェクトから標準モジュールを挿入
プロジェクト→挿入→標準モジュールをクリック
![標準モジュールを挿入](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/9-e1691757180700.png)
標準モジュールが表示されるとOKです
![標準モジュールの表示](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/10-e1691757230898.png)
③Module1に以下のコードを貼り付け
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2024/06/2-e1718358851988.png)
Sub saveRule()
Dim ws As Worksheet
' すべてのシートを処理
For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets
' シートをアクティブにする
ws.Activate
' フォントをメイリオUIに変更
ws.Cells.Font.Name = "Meiryo UI"
' 拡大率を100%に変更
ActiveWindow.Zoom = 100
' アクティブセルをA1に移動
ws.Range("A1").Select
Next ws
' 最初のシートをアクティブにする
ThisWorkbook.Worksheets(1).Activate
End Sub
これでマクロの完成です!
④マクロの実行
▶︎(実行ボタン)をクリック
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2024/06/4-1-e1718358913487.png)
全てのシートでルールが適用されます!
![](https://skainoblog.com/wp-content/uploads/2024/06/3-1-e1718358881540.png)
ちなみに、マクロ実行後は先頭のシートに戻ってくるので
そのまま保存してもらえればと思います
まとめ
ここまでお疲れさまでした。
こういったルールはチェックが大変なので、マクロで自動化すると
作業効率も上がり、ミスが減るのでオススメです!