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Excelマクロ紹介!ファイル名を一括変更するマクロを解説!

5分

ファイル名を一括変更するマクロの実行結果

Excelマクロ紹介!ファイル名を一括変更するマクロを解説!#

大量のファイル名を変更するときありませんか?

1つ1つ手入力すると、なかなか大変ですよね…

そこで、Excelみたいに一括変更できるマクロを作りました!

この記事ではファイル名を変更するマクロについて紹介します! さかい

はじめまして、さかいと申します。

Excelマクロ エキスパートの資格を持っている自分が
解説させていただきます!

マクロを作る前の準備#

まず、マクロを作成するために準備をしていきます

Excelファイルの上にあるツールバーに「開発」タブを表示させます。

開発タブの表示手順

既に表示している方は「マクロを作る」セクションにジャンプしていただいてOKです。

開発タブを表示#

① ツールバーの上で右クリック

② 「リボンのユーザー設定」を選択

開発タブの表示手順2

すると、Excelのオプションが開きます。

③ 「開発」にチェックをつけてOKをクリック

開発タブの表示手順3

ツールバーに「開発」タブが表示されます。これで準備完了です! 開発タブの表示手順

これでマクロを作ることができます!

早速マクロを作成していきましょう。

マクロを作る#

まず初めに、間違えやすい3つの言葉について説明します。

  • マクロ:自動で処理をする「機能」
  • VBA:マクロを作るためのプログラミング言語
  • VBE:VBAを書くエディタ(メモ帳みたいなもの)

今回はVBEにコードを書いて、マクロを実行していきます。

①VBEを起動#

「開発」タブから「Visual Basic」をクリック

開発タブの表示手順4

または「Alt + F11」でもOKです

以下の画面が表示されます

開発タブの表示手順5

②プロジェクトから標準モジュールを挿入#

プロジェクト→挿入→標準モジュールをクリック

開発タブの表示手順6

標準モジュールが表示されるとOKです

開発タブの表示手順7

③Module1に以下のコードを貼り付け#

Sub updFileName()
  'フォルダパスを宣言
  Dim path As String
  Dim j As Integer
 
  'A2セルの文字をパスに設定
  path = Cells(2, 1) & "\"
  j = 1
  
  'B4セルからファイル名を更新
  Do Until Cells(j + 3, 1) = ""
    'A列のファイル名をB列のファイル名に更新
    Name path & Cells(j + 3, 1) As path & Cells(j + 3, 2)
    j = j + 1
  Loop
End Sub

これでマクロの完成です!

④マクロの実行#

A2セルにフォルダパス、A4セルに修正前のファイル名を入力

エクセルの入力例

ファイル名取得マクロを使うと、効率的です

ファイル名を一つ一つ入力するのは大変なので、ファイル名一覧を取得するマクロを使うと便利です。

修正後のファイル名を入力完了

オートフィルで効率的に入力しましょう。

リネーム完了

▶︎(実行ボタン)をクリック

ファイル名が変更されました!

ファイル名一括変更のマクロの使い方は以上になります。

また、ファイル名が存在していなかったり、ファイル名が重複していると エラーが表示されるので、ファイル名、フォルダパスをご確認ください!

まとめ#

ここまでお疲れさまでした。

ファイル名を変更するマクロについて説明させていただきました。

手入力より速く楽にできるので、とてもオススメです!

また、置換を使うことで入力ミスなども減るので

ぜひぜひ使ってみてください!

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さかい

Excel・業務効率化・自動化が得意なITブロガー。現役エンジニアとして日々便利なノウハウを発信中。